辞めることを決意した経緯

辞めた抽象的な理由としては、経済的な理由でなく、ブラック研究室だったとかでもなく、自分自身が研究活動に向いていなかったから、という、第三者から見たらとても甘ちゃんな理由からです。既卒就活のエージェントサイトで紹介されている、中退理由がこれならしょうがないなどの記事や、他の中退された方が過酷な環境に悩み抜いて選択せざるを得なかった内容が書かれた記事を読んだ後にこの理由を言い出すと、ボコボコにされるかもしれません。

ですが、私のいた大学は4回生(年生)の9月、つまり大学院入試が終わってから研究活動が始まります。さらに工学部だったので、95%の学生が大学院修士課程へ進み、ほとんど4回生の時に就活をしませんし、考える人も少ないんじゃないかと思います。このような環境で、学卒で就職と、修士課程へ進むことの選択を、4回生の時に正確にできず、私のように研究活動が始まってからもやもやして過ごす人は多いんじゃないかなと思います。

また、学部は関西の大学だったのですが、どうしても自分の趣味、娯楽的に関東にいた方が自分に得がある(この時点で研究内容関係ないがな)と判断し、東京の大学院を受けて他大学大学院へ進学しています。これも結果的に中退を決意した事に大きく関与していました。

もう少し細かくいうと、学部の研究室の方がホワイト研究室(ここでは楽に卒業させてもらえるという意味で使います)過ぎて、大学院の通常レベルの研究室に耐えられなかったという事です。正直、学部の研究室は、月一で研究室に行っていても、最後の1.2ヶ月本気で実験などしていれば卒論が通りました。修論でも、最後の1.2ヶ月頑張って卒業している先輩方がざらにいます。(修士論文は2年間の集大成なのに、、、)そんなぬるま湯から、コアタイムはありませんが、特に理由がなければ毎日研究をし、週一の研究会で進捗を発表するような研究室に移り、最初からストレスが溜まりまくってました。周りから比べたら特にブラック研究室というわけでもないのに...。そうなってしまったのも、特に研究内容に興味もないのに惰性で大学院に来てしまったのが根本的に間違っていたんだと思います。

さらに追い討ちをかけるように、大学院に入ってすぐ、自分の趣味に関するアルバイトを始め、それが楽しくてのめり込みました。ある意味精神的な逃げ道としてはとても良かったです。ただ、研究室から脚は遠ざかりましたけどね。

 

そして、そんな中で、当然研究室にあまり行かなくなり、教授に詰められる事約一年...。

一度M1の3月に中退を決意しかけたものの、やはり就活が大変そうなので持ちこたえ、最終的に学校推薦で6月に内定を頂きました。(私の年は3月情報解禁、6月に面接解禁)

しかし、10月に入り、サボりぐせが抜けるわけでもなく、教授に「このままだと修了怪しいぞお前。適当に卒業させはしないし、あと一年延びても文句言うなよ」的なことを言われ、中退予定の学卒扱いで就活をはじめました。

結果、4社中1社の内定を1ヶ月の間で頂き、選考を進めていく中で、そこの方達の印象の良さもあり、そこでの内定を承諾し、就活を終えました。やはり、中退した理由がネックで3/4は落とされたのかなとも思いますし、内定を頂いたところは理由を特に気にされなかったのは良かったと思います。適当な理由でも就活、なんとかなります。

 

そして現在、推薦応募で内定を頂いた企業への辞退をし、退学届を出した状態です。

 

長くなりましたのでここで切ります。

また他にも掘り下げられる事があれば記録更新します。